クリエイターのための自営学

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Googleの電子書籍販売サービス、その後は?
少々遅くなりましたが、今年のブックフェアへ行った時のレポート第一弾。

昨年のブックフェアは(正確には、同時開催の「電子出版EXPO」)、ipadの発売によって『電子書籍元年』と、マスコミが扇動したので、会場は熱気にあふれていた。

しかし、今年は…… 明らかに閑散としていた。

去年、声高にプレゼンしていた「Google」のブースは、姿形もない。

日本では、2011年の年明けにスタートする、と言っていた電子書籍販売プラットフォーム「Googleエディション」は、どうなってしまったんだろう。。。

※PCやスマートフォンなどWebブラウザを搭載したさまざまな端末で購入・閲覧でき、特定の端末に依存しないのが特徴。Google以外のサイトから購入できる仕組みも提供予定で、「オープンなプラットフォーム」を売りにしていた。

ということで、その後の情報収集。

・「グーグル・エディションズ(Google Editions)」は、「グーグル・イーブック(Google eBooks)」に改名。販売サイト名は、「Google eBookstore」。

2010年12月 Google、電子書籍販売サービス「Google eBooks」を開始

google ebookstore米Googleは米国時間、電子書籍販売サービス「Google eBooks」の立ち上げを発表。開設した電子書籍販売サイト「Google eBookstore」では、300万タイトル以上をそろえている。
なお、現在Google eBookstoreで電子書籍を購入できるのは米国のみで、順次対象地域を拡大する予定。著作権の切れた無料コンテンツは日本でも閲覧可能。


2011年6月17日 米Google、「Google eBookstore」のアフィリエイトプログラムを公開

アメリカでのサービスインは、予定通り行われている。アフィリエイトも開始ということは、順調に進んでいるようだ。

では、日本では?

未だ、サービス開始に至っていない。
「日本でも年明けには、サービスを開始する予定」と広報したが、フォーマットの問題や、出版社との利益配分など、クリアされない課題があるのだろう。

ブックフェアの会場で、ある出版社のデジタル部門の責任者の方に取材すると、「うちにも、打診は来ているが、条件面で折り合いがついていない。」ということだった。

EBook2.0の記事「Google eBookstoreへの7つの疑問」を読むと、公表した日程より遅れに遅れているのは、それだけではないような気がしてきた。Googleのビジネスモデルは、言ってみれば広告代行業。いわゆる虚業だ。それに対して、amazonは流通業、appleは製造業で実業。経営者の感覚に違いがあって当然。

いずれにしても、日本の電子書籍市場を牽引するサービスの登場は、まだ先になりそう。


関連情報
Google eBookstoreについて考える
Google eBookstoreへの7つの疑問
作家・ブロガーのための個人出版情報サイト eBook Brain

・電子出版を成功に導く総合誌「eBookジャーナル」
 

・Google Japan からの動画案内


「〈独立成功〉完全マニュアル」、8回目の重版
出版社の担当編集者さんから、
「定期便です! 重版決まりました。」とご連絡をいただく。

重版のお知らせが定期便になるのは、とても嬉しい。
初版発行は2008年の1月で、あれから2年がたつ。
ついこの間も、知り合いから「平積みになっているのをよく見かけますよぉ」と連絡をもらった。


この本には、ある仕掛けをして、
読者の方から「ご意見・ご感想」を送ってもらえるようにしている。

最近、その内容が変わってきていてように感じる。
独立に対して、真剣に取り組んでいることが、しっかりと伝わってくる。

それは、今仕事をしている環境が、厳しさを増しているからではないかと思う。

ユニクロ社長の柳井さんが、
「もう、サラリーマンの時代は終わった。これからは全員が自営業者であるべき。」
と言っているが、これは、社員へ要求するスキルが格段にアップしていることになる。

独立すれば、さらに過酷な生存競争の世界が待っているわけで、
想像するに、独立に甘い幻想を抱く人が減っているのではないかと思う。


サラリーマンでいることは、決して『安泰』ではなく、リスクも増えてきたので、
それなら独立しても、と思う方もいるだろう。

しかし、以前のように、独立してダメだったからといって、
簡単に再就職できる状況ではなくなっているので、
ほんとにしっかりと自分と向きあって、人生の選択をして欲しいと思う。

この本が、そのお役に立てることを願っている。



 
「独立成功マニュアル」、7回目の重版
出版社の担当編集者さんから、重版決定のご連絡あり。

昨年1月に出版していただいた「<独立成功>完全マニュアル」。
お蔭様で、ロングセラーとなって、定期的に重版していただいている。

ご購入いただきました皆様、
ありがとうございます!!


この本は、2000年12月に、Webへ「クリエイターの自営学」と題して公開したコンテンツが土台になっている。
自分としては、オンラインブックとして、自費出版した気分だった。

いつか出版社の方が読んで、
「本にしませんか?」と連絡が来たら。。。と思ったりしていた(笑)。

それが、8年たって、ホントに商業出版が実現。
願いは、いつか叶うものだ。

ただ、この間、All About フリーランスガイドとして、
7年間、地道に独立に関する記事を毎月執筆してきた経緯がある。
その7年で得たことも、しっかり書き込んでいるので、
独立後、約20年間で知り得た情報やノウハウが詰まった1冊になっている。


独立を考えていらっしゃる方は、
ぜひ、会社を辞める前に読んでください!!


効果が、3倍違ってきます。



 
売れる本のヒ・ミ・ツ?
テレビのニュース情報番組で、
売れる本のヒミツが紹介されていたのでメモ。

1986年に出版された文庫本が、
長い年月をかけてミリオンセラーを記録したその理由について。

その本は、英文学者 外山滋比古さんの著書「思考の整理学 (ちくま文庫)」。

ある日、出版社の営業さんが、毎日必ず1冊売れ続ける書店さんを発見。
その理由を調べると、店員さんが書いた一枚のPOPの威力だということが分かった。

そこで、そのPOPの言葉を、手書き文字で帯に入れてみると。。。

本の売上が、グンと伸びた。


さらに、2008年に東大生・京大生が読む本一位になったことで、
それをまた帯に入れると。。。

グーーンと売上げが伸びて、ミリオンセラーを達成。


書店の店員さんが書いたPOPの言葉は、

もっと若い時に読んでおけば良かった」というもの。


POPの力、恐るべし。


もう1つの事例で、
在庫処分しようとした本が、一枚のPOPで息を吹き返し
50万部のヒットになった話もあった。

こちらのPOPは、
「1時間で読めますが、感動は一生続きます」。
なかなかのコピーだ。

勿論、本の内容が素晴らしいのだけれど、
売れる切っ掛けは、それと無関係なこともある。

本の売り方、
もっと考える必要がありそうだ。

 
TV番組が取り上げたことで、さらに売れるだろう



 
ムック本「ninps」、amazonで販売開始のお知らせ
お仕事でお世話になった清乃さんが、独立して会社「ポーラスタァ」を設立。
しかも、働くママを応援するサイト『ninps』を立ち上げて、さらに、定期購読誌も発刊。

清乃さんも、一児のママ。
女性は、みんなパワフルでたくましい 女

仕事も、子どもも。
 はたらく妊婦さんのための妊娠・出産情報サイト[ニンプス]


ninps

先月、このブログで、書籍コードをとれば、誰でもamazonで本を売れることを書いたら、
早速申請をされて、昨日「販売開始しましたぁー!」というご連絡をいただいた。

やることが速い!!!
さすがです。

清乃さんのお話によると、
大手出版社の本と何も変わりなく掲載してもらえるので、
期待がふくらむとのことだった。

ninps_amazon

出版者、著者の検索ページもあるため、
バックナンバーも一覧で見られる。
勿論、amazonアフィリエイトの利用もできるようになる。

さらに、取次ぎへの営業、書店への営業も開始されたそうだ。

清乃さん、応援してま〜す!!!


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本は、元祖コンテンツビジネス。
<情報>を本というカタチにして販売するのだけれど、
業界、流通がとにかく古い。

しかし、そろそろ、<著者→出版社→取次→書店>という流れでない
アプローチが用意されてもいいように思う。

amazonが、その新たな流通になるのだけれど、
<情報>の販売方法を、受けての立場から、考えてみたいと思う。


 
自費出版と販売手数料
出版不況と言われてきたが、
ここへきて、ちゃんと経営していない出版社の倒産が懸念される。

そんなリスクの高い業界のため、取引先の出版社が倒産したら。。。
と「もしものシュミレーション」を以前から行っていた。

そこで出した結論が、自費で出版すること。
継続していくためにも、自費出版という手段が有効なことになる、
という結論に至っていた。
(これは、内容が特殊なためで、一般論ではないけれど)

さて、そこで自費出版を検討すると、
自費出版の会社は、とにかくグレーで評判が悪い。

ただ、一から本作りをして。。。ということではなく、
書店への流通、販売代行の部分の相談になるため、
流通代行してくれる会社はないかと調べてみた。
すると、そういう会社もあるようだ。

ネット書店での販売は、amazonが「e託販売サービス」をやっているので、これを利用すればOK。
アメリカは、とにかく合理的なサービスを提供してくれるので嬉しい。
しかも、在庫も売上も自分で確認できる。

ただし、委託を受ける部数は、amazonが独自の販売予測を出すそうだ。
それも、データベースマーケティングということで、素晴らしいことだと思う。

書店流通の方は、もう少し調査が必要。

自費出版した場合の販売手数料の相場は40%。
60%が著者収入となるようだ。
amazonは、これに年会費が9000円かかる。

 
自費出版体験談
http://blogs.itmedia.co.jp/mm21/2008/08/09-isbn-fae6.html

これを読むと、販売に必要なISBNコードを取得するのは個人でも可能。
費用も2万円以内とのこと。